作品名 | DIE WITH ZERO |
著者 | ビル・パーキンス |
出版年月 | 2020/9/29 |
出版社 | ダイヤモンド社 |
ページ数 | 249p |
お金を使うことの勇気をくれる本です。
はじめに
こんにちは、まなびです。
今日は、DIE WITH ZEROの感想を綴ります。
一言で表すとすれば、
「お金はガンガン使ってOK。0で死のうね」
という本です。
人生を楽しくしてあげられるのは、
自分自身しかいないことを
改めて思い知ることができる一冊です。
学んだこと
1・人生で一番しなければならない仕事は、思い出づくり
日々何かをしなければならない
圧迫感に襲われています。
家事、仕事、人間関係、勉強
毎日毎日、
楽しくもない用事に気を取られてばかり。
そこで人生で一番優先すべきことは、「思い出づくり」だということを学びました。
最後死ぬ時に、思い出すもの。残るものは、自分にとって良い経験、思い出だけ。
だとしたら、毎日やりたくないこと、
嫌なことばかりしていないで、
自分が楽しいこと、やりたいことに時間を注いだ方が間違いなく「いい人生」になると思いました。
どうせなら楽しい記憶に浸って死にたい。
2・人生には、それぞれを行うに相応しい時期がある
「お金がないから」
「もう少し、余裕ができたら」
「お金」がないことを理由に、後回しにしたり、諦めることが多い人生でした。
そこで「自分が今やりたいことは、歳を重ねてもやりたいことだろうか?」という視点を学びました。
20代の今、海外旅行したいだとか、
整形したいだとか、エステ、ジムに通いたい
スクールに通いたい、
ジブリパーク行きたい。等々
やりたいことは無限に出てきますが、
実際に行動に移したことはありません。
今月はちょっと厳しいから。
もう少し稼げるようになってから。
と理由をつけて、後回しにしていました。
これらのことは、50歳、60歳になった時にも、
経験したいと思うか?という
本書の問いかけに対する
答えは「否。」でした。
60歳で海外旅行はぶっちゃけだるいだろうし、
60歳から整形、ジム、エステで必死に自己改造しようとはならないと思う。
60歳になってからお金を稼ぐためのスクール、
語学スクールもだるいし
というか、60歳なったら、のんびり気ままに過ごしたい。何もしたくない。
なら、今経験しないで、いつ経験できるのか?
今、リスクを取れないなら、いつ取れるのか?
人は、常に「小さな死」を
繰り返しているといいます。
学生時代、社会人、20代、30代。40代・・・。
その時、その時にしか経験できないことがあるということを胸に留めておくこと。
時間、お金をいつ。何に使うのか。やりたいことの賞味期限をつけて生きること。
考え直すきっかけとなりました。
ただでさえ怠け者なので歳を取ったらおそらく一歩も動けない。
今やるしかない。
3・一刻も早く経験にお金を使う
毎日、似たような変わり映えのない日々を過ごしていました。
朝起きて、ご飯食べて、ストレッチして、本を読んで。
ご飯食べて、昼寝して、仕事して、夕飯食べて、シャワー浴びて、ドラマを観て眠る。
特に嫌なこともないけど、特にいいことも楽しいこともない毎日。喜怒哀楽のない人生。
もっとお金があったら、毎日外食したり、毎月実家に帰省したり、旅行に行ったり、
海外に移住してみたり。
たくさんしたいことがあるけど
「お金に余裕がないから」と
新しい経験を遠ざけていました。
人生=経験の合計。
経験=記憶の配当。
毎日、毎月、毎年、一生に一度の経験の合計で人生は決まること。
楽しい経験をする=思い出す機会が増える=楽しい豊かな人生になる。
変わり映えのない毎日を過ごしていても、走馬灯に何も出てこない切ない人生になる。
思えば最近、日々を過ごしていて、何かを思い出すことが少なくなっていました。
子供の頃は、遊園地に行ったり、家族と過ごしたり、友人と過ごしたり
いろんな経験があって、「あの日は楽しかった」「また行きたいね」
と過去を思い出していたことが多かったのに
今思い出すのは
「今日も作業できなかった」「今日も筋トレサボってしまった」「昨日は食べすぎちまった」「やばい、ごみ出し忘れた・・・。」
などネガティブな
思い出だけなことに気づきました。
年齢を重ねるにつれて、体も不自由になり、今よりも新しい経験をすることは減っていく。
老後に必要なのは「思い出すのが楽しい経験」
自分の老後に、どれくらい「楽しい経験」を増やしてあげられるか。
自分の人生が終わる日を意識して生きる。
自分のために、どんどん行動していこうと思いました。
20代のうちに、気づけてよかった。
どんどん楽しい経験を自分にさせてあげたいと思います。
感想
「人生」に対する見方がガラリと変わる
内容でした。
「0で死ぬ」のは
なかなか難しい話だと思いますが
無駄にお金を溜め込まないで、ケチケチしていないでどんどん使ってこうと。
溜め込むというか生活ギリギリの私ですが。
そして、自分の行動を振り返ることの大切さも。
小さな出費は無意識にしているくせに、
大きな出費になると尻込みをする。
今度から買い物をする際は
「このお金を使わなければ、
他に何ができるだろうか?」
こんな視点を持って、生きたお金の使い方をしていこうと思いました。
ゲッターズ飯田さんの
「お金を稼ぐことは簡単だが、使うことは難しい」
この言葉の意味を、少し理解できた気がします。
この本がおすすめな人
『DIE WITH ZERO』は、こんな方におすすめです。
まとめ
「どれだけお金を残すか」ではなく、「どのようにお金を使って人生を充実させるか」
を再考するきっかけを与えてくれる貴重な一冊です。未来に備えるだけではなく、
今この瞬間に経験を積むことの価値を考えさせてくれる素敵な本でした。
本書では、
「人生が豊かになりすぎる究極のルール」が9つ、載っています。
どれも、人生を日々生きる中での大切な教訓となりました。
人生を変えたい方、
ぜひ、読んでみてはいかがでしょうか。
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